生薬!?ヨーグルト!?不思議なサンシュユを育てる7つのコツと豆知識

生薬!?ヨーグルト!?不思議なサンシュユを育てる7つのコツと豆知識

公園の樹としても人気のサンシュユ。特徴的で可愛らしい赤い実を目にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。花は黄色で青空との相性もバツグン。見ているだけで元気の出そうな樹ですが、実は生薬としても名高い植物。

今回はちょっとした豆知識を交えてサンシュユの育て方を7つのポイントにわけてご紹介していきます。



 

 

生薬!?ヨーグルト!?不思議なサンシュユを育てる7つのコツと豆知識

 

科名: ミズキ科

属名: ミズキ属

学名: Cornus officinalis Sieb. et Zucc

別名: ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミ

原産地: 中国、朝鮮半島

開花期: 2月後半〜4月

 

1 おひさま大好き!

日当たりがよく、おひさまの光をたくさん受けられる場所ほどお花がたくさん咲きます。また、花の色も鮮やかでキレイになるのでぜひ日当たりの良い場所を探してあげましょう。

日当たりが悪いとウドンコ病の原因にもなります。

 

2 鉢植えの水やり

地植えの場合はきちんと根付けば水やり不要なので、特別に乾燥してしまったとき以外は気にしなくてもOK!

サンシュユを鉢植えにしたら、土の表面が乾いていたらたっぷりあげるようにしましょう。水切れには注意です。株が若いころ、生育期には特にきちんとあげてくださいね。

また、7月頃と葉が落ちる時期にはやや乾かし気味にしておくのがコツです。7月頃は樹の中で花芽を出す準備をしているので、邪魔しないほうがいいのかもしれませんね。

 

3 冬の間は肥料を

肥料は年に3回あげるのが基本です。1月、花が終わった頃、9月頃にあげましょう。1月にあげるのは寒肥。骨粉と油かすを混ぜた有機質肥料を株元あたりに施します。春になって樹にすぐ起きてもらうための朝ごはんだと思えば良いと思います。

花後と9月にあげるのはゆっくり効くタイプの化成肥料。花付きが悪くなるので窒素分の多いものは使用しないようにしましょう。不安な場合は売り場の人や会社に問い合わせればすぐに教えてもらえます。

肥料については、冬にあげるのがサンシュユの特徴と言えるでしょう。寒い冬を一緒に乗り越えるパートナーとして迎えてはいかがでしょう。

 

4 植え付けと植え替えの時期・方法

植え付けや植え替えと言われると急に本格的になりますので苦手意識を持ってしまう方も多いでしょう。しかし、実際にやってみると意外にただの作業だったりしますので、この機会に挑戦してみてはいかがでしょう。

植え付け・植え替えは11〜12月末、3月頃に行います。一番寒い1〜2月は寒すぎて株が耐えられない可能性がありますので避けます。

水はけの良い土を選び、ぐらつかないように支柱を立てて固定しましょう。植え穴や鉢の底に有機質肥料もしくはゆっくり効くタイプの化成肥料を施してください。根がついて落ち着くまではお水をしっかりあげてくださいね。

地植えにして3〜5年たっている株を植え替えるときは数ヶ月前に根回しをしてあげましょう。サンシュユの場合は、11月に植え替えるとして8〜9月頃に根回しすると良いのではないでしょうか。

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5 アオイラガに注意!

あまり害虫がつかず病気もしにくい樹ですが、5月ころにアオイラガが発生することがあります。葉の裏側に集団で発生して葉を食べてしまいます。また、毒を持っていて刺されると赤く腫れますので虫が寄り付かないような工夫をするのが懸命でしょう。殺虫剤や、虫がこなくなる薬剤を使用して事故を未然に防ぎましょう。

 

6 挿し木と種まきで増やす

挿し木の適期は7月。挿し木をしたら直射日光が当たらない明るい場所に置いて、しばらくは空気穴を開けたビニール袋などをかぶせて育てましょう。湿度を保つためのビニール袋ですが、様子が見られるように透明な袋の使用をオススメします。

種まきの場合は、秋に赤く熟した果実を取り中のタネを取り除いて水洗いをしてきれいにしたらすぐに撒きます。発芽するまでには時間がかかりますが、ゆっくり付き合いたい人には是非おすすめしたいです。

 

7 簡単な剪定の仕方

枝が混み合っていると蒸れてしまいカビの一種であるウドンコ病の原因になります。春以外の5〜12月には基本的な剪定が可能です。

長く伸びた枝には花も実もつかないので、伸びすぎた枝をバシバシと切るようにしましょう。秋頃に翌年の花芽が確認できるようになるのでそれを目安に切り戻すのがオススメ◎

 

8 サンシュユの豆知識

牛乳にサンシュユの枝を入れて適度に温めながら一晩おくとヨーグルトができちゃいます!枝のなかに乳酸菌がいるんですね。ヨーグルトの本場ブルガリアにはヨーグルトの木と呼ばれるドリャンの木があるのですが、サンシュユはその親戚にあたるのでヨーグルトが作れるのだそう…。

成功すればもちろんできますが、病原菌が絶対にいないとも限らないのでむやみに食べないほうが良さそうです。お子様の実験には最高ですね!

 

いかがでしたか?

生薬!?ヨーグルト!?不思議なサンシュユを育てる7つのコツと豆知識でした。

枝でヨーグルトができるとは驚きでしたね。赤く熟した実は、そのままでは渋くて食べられたものではありませんが中のタネを取り除いて乾燥させれば生薬として活用できます。強精薬として使用したり、止血・解熱などの作用があります。体に優しい生薬にチャレンジしてみたい方にも是非おすすめしたい植物です。

もちろん、なににも使わず観賞用としても優れた植物です。秋に実る赤い実と緑の葉のコントラストはなかなかに素敵ですよ♡

 

まとめ

生薬!?ヨーグルト!?不思議なサンシュユを育てる7つのコツと豆知識

1 おひさま大好き!
2 鉢植えの水やり
3 冬の間は肥料を
4 植え付けと植え替えの時期・方法
5 アオイラガに注意!
6 挿し木と種まきで増やす
7 簡単な剪定の仕方
8 サンシュユの豆知識